『大潟村』真夏を駆け抜けた大潟村のひまわりたち――ピークを過ぎても残る黄金色の景色に、季節の余韻を感じて。

夏の青空の下、大潟村の「サンルーラル大潟」の裏に広がるひまわり畑を訪れました。２週間前に足を運んだ時は、まだ小さな蕾ばかりだったのに、この日迎えた景色はまるで別世界。

高温続きの陽気に押されるように、一気に花を咲かせたひまわりたちは、すでにピークを過ぎ、頭を下げながら夏の時間を告げているようでした。

元気いっぱいに空を見上げる姿こそ見られなかったものの、広がる黄金色のじゅうたんはやはり圧巻。少し下向き加減の花たちが風に揺れる光景には、どこか「夏の終わり」を思わせる切なさもあり、移ろう季節を肌で感じることができました。

車を走らせ、もうひとつのスポット「菜の花ロード」へ。春の菜の花と桜が有名ですが、夏のひまわりも負けてませんよ！

道に沿って並ぶひまわりたちもまた、太陽に背を向けつつも黄色の輝きを放っていました。道の両脇に広がるその景色は、ピークを過ぎたからこそ柔らかく、どこか優しい表情を見せてくれたように思います。

咲き誇る時だけでなく、移ろいゆく姿にも美しさが宿る――大潟村のひまわり畑は、そんなことを教えてくれるひとときでした。

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