『横手市』増田の町並みでひときわ目を引く「旧石田理吉家」 県内でも珍しい木造三階建ての豪邸に、商人の繁栄と職人技が息づいていました
増田の内蔵が並ぶ町並みを歩いていると、ひときわ目を引く立派なお屋敷があります。それが「旧石田理吉家」です。
この建物は、戦前まで酒造業を営み、その後は病院として地域医療にも貢献した石田家の旧宅です。平成23年度に土地と建物が横手市へ寄贈され、現在は一般公開されています



ガイドさんの説明を聞きながら館内へ。まず驚かされるのは、県内でも珍しい木造三階建ての主屋です。
昭和12年に建てられたこの建物は、当時としては非常に珍しい造りで、応接や来客をもてなすための空間として使われていたそうです。建物には泰山木をはじめとする銘木が惜しみなく使われ、部屋ごとに趣向を凝らした造りとなっています。






館内を歩いていると、黒柿をはじめとする貴重な木材や、一本物で造られた見事な親柱など、細部にまで職人のこだわりが感じられます。
豪華でありながら決して派手すぎず、上品な美しさに思わず見入ってしまいました。






主屋の奥には、明治時代に建てられた座敷蔵があります。
入口まわりには黒漆喰と白漆喰が美しく施され、磨き上げられた漆喰は100年以上経った今でも美しい光沢を残しています。
さらに蔵の内部では、巨大な杉梁を用いた力強い小屋組を見ることができ、当時の大工たちの高い技術と、建物づくりへのこだわりが伝わってきます。
一つひとつの材料や工法に惜しみなく手間をかけた建物だからこそ、今なお多くの人を魅了し続けているのでしょう。
ガイドさんのお話を聞きながら見学すると、建物に込められた歴史や想いをより深く知ることができ、見応えも一段と増します。増田の内蔵巡りを楽しむなら、ぜひ訪れていただきたい一軒です。





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