『大仙市』真紅のモミジが庭園一面を染める大仙市「旧池田氏庭園払田分家」で秋の深まりを体感した日

大仙市にある「旧池田氏庭園払田分家庭園」は、国の名勝にも指定される旧池田氏庭園の分家として知られ、秋になると特に人気を集める紅葉スポットです。

池田氏といえば、かつて“東北三大地主”のひとつとして名を残す名家。その分家に残る庭園もまた本邸に負けず劣らずの美しさで、訪れる人を魅了してくれます。

この庭園最大の見どころは、色鮮やかに染まるモミジ。中でも「イロハモミジ」という品種のモミジは、深みのある真紅が特徴で、庭園全体が赤く染まる景色はまさに圧巻。まるで絵画の世界に入り込んだような雰囲気を味わえます。

ただ、今回訪れた時期はすでにピークを過ぎていて、枝に残った葉はわずか。それでも、地面を覆うように広がった落ち葉の赤い絨毯が見事で、これはこれで幻想的な風景でした。しばし見入ってしまいましたが、秋田では今年も熊騒動が続くこともあり、少し緊張しつつサッと撮影だけして退散することに。

例年行われていたライトアップも中止となり、訪れる人にとっては少し寂しい秋に。それでも、来年こそは熊を気にせずゆっくり散策できるような状況になってほしいと願わずにはいられません。

静かな空気と真紅のモミジが魅せる深い秋。大仙市の隠れた名所として、ぜひ一度訪れてほしいスポットです。

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