『鹿角市』秋晴れに包まれて散策する鹿角市の「大湯環状列石」 圧倒的スケールと悠久の歴史を感じる縄文の聖地

鹿角市にある国指定特別史跡「大湯環状列石」を訪れてきました。秋晴れの空の下、心地よい風を感じながらの散策は、まさに贅沢な時間。

今回は大湯ストーンサークル館には立ち寄らず、広大な敷地をのんびり歩いて巡りました。

環状配石遺構に足を踏み入れると、円を描くように並べられた無数の石が出迎えてくれます。縄文の人々がどのような思いで石を配置したのか想像するだけで胸が高鳴ります。

さらに進むと、かつて祭祀や集会の場として使われていたとされる「五本柱建物跡」や「掘立柱建物跡」が現れ、往時の暮らしを垣間見ることができます。

柱の跡が示す空間に立つと、何千年も前の営みを肌で感じられるようで、不思議と静かな感動に包まれました。

道路を横断すると、野中堂環状列石が姿を現します。こちらはまた一段とスケールが大きく、円形に整然と並ぶ石の迫力と調和に圧倒されます。

石が織りなす形はただの配置ではなく、自然と人の営みが交わる神秘そのもの。壮大さの中にも美しさと荘厳さがあり、立ち尽くすほどの感覚に。

広い空と大地に抱かれ、悠久の時を超えて残る遺跡の力強さに圧倒され、しばし見惚れるばかり。縄文のロマンを全身で感じられる、素晴らしいひとときとなりました。

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