『北秋田市』秋田内陸線の旅で見つけた鷹巣駅前の「ＺＥＮ」さん！激旨スープが光る絶品中華そば塩を食べ歩きで堪能

秋田内陸線で鷹巣駅に到着し、蕎麦の名店「いな穂」さんを後にして駅前を散策すると、徒歩１分ほどの場所でラーメン店「ＺＥＮ」さんを発見。

蕎麦は消化がよくすぐにお腹が空くことを見越して、迷うことなく入店。まさかの“ランチはしご”となりました。

まず面白いのがオーダー方法。メニューを見て、カウンター下に並ぶ「メニュー札」を自分で取って提示し、会計時はその札をホルダーごとレジに持っていく独自スタイル。初訪問でも分かりやすく、遊び心のあるシステムです。

限定メニューにも惹かれましたが、今回は店の実力を確かめたく「中華そば　塩」をオーダー。

見た目は最近のラーメン店で増えてきたミニマルなスタイルで、チャーシュー３枚、ナルト、水菜、かいわれ大根、そして全粒粉のストレート細麺が美しく並びます。

一口飲んで驚かされたのが、このスープ。あっさり系に見えながら、旨味の厚みが桁違い。魚介系と動物系を合わせたスープは、コクが深く、飲むほどに味わいが広がる「激旨」の完成度。シンプルながら、思わず唸ってしまうレベルでした。

麺は石臼挽きの小麦を使った全粒粉のストレート細麺。細麺とは思えないほど歯応えがしっかりしており、力強いスープとの相性も抜群。麺自体の風味も感じられ、スープに負けない存在感を放っています。

チャーシューは３枚すべて豚バラ肉ですが、食感がまったく異なるのが特徴。鶏ささみのような柔らかい食感、表面をしっかり焼いて旨味を閉じ込めた香ばしいタイプ、脂身を楽しめるしっとりタイプと、それぞれ違った美味しさを堪能できました。

そばを完食した後とは思えない勢いで胃袋へ吸い込まれ、気づけば即完食。塩スープは「また飲みたい」と思わせる魔性の味わいで、他のメニューもぜひ試したくなるお店です。

初訪問でしたが、鷹巣駅前で見つけた小さな名店。秋田内陸線の旅に、もう一つ楽しみが増えました。

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