『鶴岡市』静寂の中に凛とした気配。鶴岡公園に佇む荘内神社と護国神社、そして藤沢周平ゆかりの地で感じた“城下町の記憶”
鶴岡公園をゆっくり歩いていると、公園内にふたつの神社が並ぶように鎮座していました。ひとつは「鶴岡護国神社」、もうひとつは「荘内神社」。どちらも鶴ヶ岡城の面影を残す場所に、静かに息づいています。


まず足を向けたのは、鶴岡護国神社。鳥居の先には「世界恒久平和祈願」と書かれた看板が設置されてました。戦没者を慰霊し、平和を願うこの場所は、訪れる人の歩調を自然とゆるめてくれます。本殿は残念ながら修理中でしたが、参道の空気はどこか凛としていて、静けさの中にも祈りの気配がありました。




そこから少し歩くと、立派な社殿が見えてきます。「荘内神社」です。こちらは庄内藩主・酒井家を祀る神社で、格式ある佇まいながらも参拝者が絶えず、地元の方々に深く親しまれている様子が伝わってきました。特に印象に残ったのは、手水舎に浮かぶ花々。菊やダリアなど色とりどりの花が水面に浮かび、秋の彩りを添えていました。

護国神社と荘内神社のあいだには「藤沢周平記念館」もあります。今回は時間の都合で中には入りませんでしたが、外観だけでも落ち着いた雰囲気が漂い、文学の香りを感じさせます。藤沢周平さんは鶴岡市(旧・羽黒町)の出身で、武家社会を舞台にした人間ドラマを静かな筆致で描いた作家。代表作『蝉しぐれ』『たそがれ清兵衛』『三屋清左衛門残日録』などは、いずれもこの鶴岡の情景を背景にしています。市内を歩いていると、彼の作品世界が現実の風景と重なって見える瞬間があるほど。
今日はここまで! 続きは、これ以降の投稿で紹介します。
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